漢字を使わないオーストラリア英語では、どのように略語がつくられると思いますか?オーストラリア英語の場合は、単語の最初の部分にa, o, ieまたはyをつけて略語をつくることが多いです。例えば、チョコレートは「chockie(チョッキ―)」、ビスケットは「bickie(ビッキー)」と言います。なのでチョコレートビスケットは「chockie bickie(チョッキ―ビッキー)」という言い方になります。これは比較的分かりやすい略語なのですが、オーストラリア英語には少しひねりを加えた略語もあります。電気技師は火花(spark)を散らすため「sparkie(スパーキー)」と呼んだり、作業の工程でウッドチップが作られるため大工さんを「chippie(チッピー)」と呼んだりします。
日本での暮らしが長いと、「チューリップ」以外を思いつくほうが難しいのではないでしょうか。でも、このデザインが、Tofu on Fire「燃える豆腐」に見えた外国人の方がいたようです。そのユニークな視点はTwitter(現:X)で話題になり、今では名札のデザインの下にTofu on Fireと書かれたTシャツやバッグが商品化されているほどです。このように、私たちにとって見慣れたモノでも、それを初めて見る人にとっては意外な物に見えることもあります。本日は、海外からの旅行者が思わず勘違いする意外なものをご紹介します!
最近は英語メニューのある居酒屋さんも増えてきましたね。そこで肉じゃがやおばんざいを「日本のおふくろの味 Japanese mother’s taste」と説明している店があったそうです。それを読んだ人は「これは・・・日本の母親のような味がする料理!?」と、注文してみたいような、注文するのがコワイような複雑な気持ちになるのだとか。日本語でよく使われる「おふくろの味」は英語で同じような言葉にするならば、“Tastes like Mom’s home cooking/the flavor of Mother’s home cooking” と言えますが、海外の方にとっては「日本のお母さんがつくる料理」がどんなものなのか当然検討もつきません。なので、さらに意図を組んだ意訳をするのであれば、懐かしい、ほっとするような料理のイメージが伝わる “Japanese comfort food” とするほうが伝わりやすいでしょう。
アイヌ文化にはじめて触れる方にも興味をもって読み進めてもらえるように、専門的になりすぎない単語や表現を選んで翻訳しました。アイヌの文化や言葉、その歴史や精神世界についての翻訳は、非常に奥が深く容易なものではありませんでしたが、Upopoy Ainu Language Teamの皆様、また国立アイヌ民族博物館の皆様にアドバイスや校正をいただきながら無事完成させることができました。