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カテゴリー: コラム

その発想はなかった!海外旅行者が勘違いする日本のアレこれ

突然ですが、これ、何だかわかりますか?小さなお子さんが幼稚園などで胸につける名札のバッジです。では、これが何のデザインかと聞かれればどうでしょう。

日本での暮らしが長いと、「チューリップ」以外を思いつくほうが難しいのではないでしょうか。でも、このデザインが、Tofu on Fire「燃える豆腐」に見えた外国人の方がいたようです。そのユニークな視点はTwitter(現:X)で話題になり、今では名札のデザインの下にTofu on Fireと書かれたTシャツやバッグが商品化されているほどです。このように、私たちにとって見慣れたモノでも、それを初めて見る人にとっては意外な物に見えることもあります。本日は、海外からの旅行者が思わず勘違いする意外なものをご紹介します!

こちらは秋のスイーツには欠かせない存在の「モンブラン」。画像は5HORN(https://5horn.jp/)さんの「和栗のモンブランプレート」です。とても美味しそうですよね!日本人にとって、モンブランはフランスやイタリアから来た「洋菓子」です。ただ、観光客の中にはモンブランを日本に来るまで見たことがなかったという人も。彼らの中には見た目からパスタだと思い込む人もいるようです。秋限定の和栗スイーツを食べに行こうと誘っても、モンブラン自体を知らないと写真がパスタにしか見えないようで、「スイーツ?これだとランチじゃないの?」となってしまうようです。

見た目の勘違いに続いて、「言葉」の勘違いも紹介します。

最近は英語メニューのある居酒屋さんも増えてきましたね。そこで肉じゃがやおばんざいを「日本のおふくろの味 Japanese mother’s taste」と説明している店があったそうです。それを読んだ人は「これは・・・日本の母親のような味がする料理!?」と、注文してみたいような、注文するのがコワイような複雑な気持ちになるのだとか。日本語でよく使われる「おふくろの味」は英語で同じような言葉にするならば、“Tastes like Mom’s home cooking/the flavor of Mother’s home cooking” と言えますが、海外の方にとっては「日本のお母さんがつくる料理」がどんなものなのか当然検討もつきません。なので、さらに意図を組んだ意訳をするのであれば、懐かしい、ほっとするような料理のイメージが伝わる “Japanese comfort food” とするほうが伝わりやすいでしょう。

以上、バックグラウンドの違う視点で生じる、物の受け取り方や見方のユニークなギャップを紹介しました。

海外から見える日本文化

日本人や日本在住歴が長い方からすると当たり前の光景でも、海外の方からすると「!?」と感じるものはたくさんあります。 今回は海外の方から見える日本の面白い光景や食べ物を3つご紹介します。

一つ目は、巨大なフォーチュンクッキーが頭に乗っている!?

海外のチャイニーズレストランに行くと、帰り際に必ずもらえるフォーチュンクッキー。そんなフォーチュンクッキーを拡大したようなものを頭に乗せている光景とは一体何でしょうか。

日本の美しい伝統衣装を身に纏い、大きなフォーチュンクッキーをかぶっているのは花嫁さんのことでした。花嫁さんの綿帽子が海外の方からするとまるでフォーチュンクッキーを被っているように見えたようです。言われてみると「たしかに!」なりますよね。

二つ目は、みんなレシートを紐に結びつけている!?

商品を店員さんに渡し、お金を払い、レシートをもらうとなぜかみんな立ち止まってよく内容を確認し、指定された紐にレシートを縛りつけている。よく観察すると、写真を撮っている人もいる。これは一体どういうことなのでしょうか。

これはおみくじです。お守りなどと合わせておみくじを買う人が多いので、巫女さんから渡される細長い紙はまるでレシートのように見えていたようです。本来であれば余程の金額でなければ誰も重要視しないレシートを老若男女問わず全員が立ち止まって真剣に内容を確認しているように見えるこの光景は海外の方からすると驚きですよね。

最後は、具沢山の甘くないプリン!

日本に来たら回転寿司を満喫し、ついでに食後のデザートにプリンもお寿司屋さんでいただこう。さて、そんな気持ちでオーダーしたプリンは蓋付きの熱々の状態で届き、カラメルソースもかかっているようには見えません。一口食べると柔らかくて優しい味だけど、甘くない!?あれ、キノコが出てきた・・・と思ったらエビまで出てきた!

ここまでくるとお気づきだと思いますが、これは茶碗蒸しです。茶碗蒸しの具材は重みがあるため、蒸した後に具材が表面に見えるよう作るのが実は非常に難しいです。そのため、蓋を開けた瞬間は何の変哲もないプリンに見えるのですが、一口、二口食べたところでようやく「何か違う」と驚く海外の方多いです。

さて、今回は海外から見た日本の不思議な光景や食べ物を紹介しましたが、共感いただけましたでしょうか?日本に長く住んでいると当たり前に感じ、疑問を持たないことでも初めて経験する方からすると「!?」となることも多いと思います。彼らの疑問を聞いて「たしかに!」と納得するとともに「そんなふうに見えていたんだ」と思わず微笑ましい気持ちになりますよね。

文化の違いを感じる素敵な英語フレーズ

海外に行くと店員さんや通りすがりの人からも笑顔で挨拶され、自然と口角が上がっている自分に気づくという経験はありませんか? 「日本にいても挨拶はしているけど、何が違うのだろう・・・」今回は日本との文化の違いを感じる英語フレーズを3つ紹介します。

一つ目は「お疲れ様です」の代わりに使う ”Have a great day!” です。

日本では1日の終わりに慰労の気持ちを込めて「お疲れ様です」と声をかけることが多いですよね。英語では”Have a great day!” と声をかけます。これから過ごす時間に焦点があたり「今日はこの後何をしよう」とワクワクした気持ちになりませんか?仕事を繰り返す毎日の中でも “Have a great day!” と言われると、「今日もGreat dayだった」と思えるように仕事+αを楽しめるような工夫をしたくなりますよね。実際に仕事後のジムや習い事などを通じてリフレッシュできると「明日もまた頑張ろう」というポジティブな気持ちになり、良いサイクルが循環する気がします。

二つ目は初対面での「よろしくお願いします」の代わりに言う “It’s a pleasure to meet you” です。

「よろしくお願いします」は大変便利な言葉ではありますが、感情が伝わりにくい定型文になりがちです。英語では「あなたにお会いできて嬉しいです」という感情をダイレクトに伝えることができ、相手との距離が一気に縮まる気がしませんか?

最後は日本では決まったフレーズの「いらっしゃいませ」に変わる英語フレーズです。

英語では通常 “Hi”(こんにちは)や “How are you?”(調子はどうですか?) など、「あなた」に焦点を置いた言葉を投げかけます。また、”Merry Christmas” や “Happy Valentine’s day” など、イベントによってバリエーション豊かなフレーズを耳にします。スーパーや薬局であっても「いらっしゃいませ」の代わりに季節を意識した挨拶を取り入れることでふとした時に幸せを感じられます。「いらっしゃいませ」は店員さんからお客さんへの一方的な挨拶になってしまいますが、英語フレーズは基本的に双方で挨拶できるものが多く、日々の生活の中で挨拶を通じて会話を楽しむことができます。

以上、素敵な英語フレーズのご紹介でした、いかがでしたか?挨拶は毎日のことなので、ハッピー要素が少し加わるだけで積み重なって大きなハッピーをもたらしてくれます。それでは皆さん、have a great day!

海外の子供に人気な日本のグッズ

日本にいると有り難みを忘れてしまうほど当たり前で身近な商品ですが、海外に行くと「ワンダフル!」「アメイジング!」と驚かれる日本の商品はたくさんあります!今回はその中でも「子どもウケの良い商品」をランキング形式で紹介していきます。

第3位は「靴下」です!日本では子供用の靴下と言えば可愛い柄やイラストが描かれていたり、最近ではリボンなどの装飾がついていたり、さらにはユニークな素材のものも出回っていますね。一方で、海外の靴下は、非常に丈夫で破れにくいなど、どちらかというとデザイン性より機能性が優れている印象です。バリエーション豊かでパッと目を引くようなデザインが多い日本の靴下は、「かわいいね!」と会話のきっかけになること間違いなしです。家で靴を脱ぐ文化がある日本だからこそ靴下のデザインにこだわっているのかもしれませんね。

第2位は「ポケットティッシュ」です!小さい頃に使っていたポケットティッシュを思い出してみてください。パッケージにキャラクターやイラストが描かれ、ティッシュ一枚一枚にも可愛い絵や柄がありませんでしたか?おまけに良い香りがした記憶はありませんか?

海外でもパッケージにデザインのあるものは見かけますが、ティッシュそのものにデザインがついているものはほとんど見かけません。ましてや香りがついているなんてアンビリーバブルです!

そして、第1位は「消しゴム」です!日本の消しゴムは100円程度のものでもよく消えます。その上見た目が可愛いものも多いですよね!海外ではシンプルなものが多いので、日本の文房具屋さんで売っている消しゴムバリエーションの多さを見れば、驚きでしょう。

最近では食べ物や動物をモチーフにしたものだけではなく、香り付きのものや、ユニークなケースに入っているものもありますよね。細い文字が消せるようにまるでボールペンのように細く作られているものや、ケースにローラーがついており、その場で消しカスを回収できるものもあります。機能も抜群で見た目もかわいいため、海外の方から日本の消しゴムが人気な理由がわかりますね。

さて、海外の子供に人気がある日本の商品を3つご紹介しましたが、いかがでしたか?消耗品であってもデザインや機能性を追求し、日本人ならではのきめ細やかなこだわりや想像力の豊かさが感じられますね。どれもお手軽に買えるものばかりなので、ぜひ海外のお子さまと交流する機会がある場合にはコミュニケーションのきっかけにご活用ください。

史上最高峰の英語辞書を作った男たちの感動ストーリー『博士と狂人』

こんにちは。休日はいつも洋画気分の翻訳スタッフNです!
映画館も好きですが、配信サービスで映画が見放題なのが最高に嬉しいです。

今回観たのは、『博士と狂人』。原題はそのまま、”The Professor and the Madman” です。2019年のアメリカ合衆国の映画で、翻訳に携わる人間としては非常に興味深いオクスフォード英語辞典にまつわる、実話を基にしたヒューマンドラマ

この映画の主題となる、オクスフォード英語辞典(Oxford English Dictionary: OED)とは、1928年にイギリスのオックスフォード大学出版局より出版された英英辞書。言語としての意味だけでなく、英語の歴史的変遷までも扱った、世界で最も権威のある英語事典です。辞書で1つの単語を調べるだけでも大変な作業なのに、41万語以上の収録語数を誇る辞書を完成させようと言うんだから驚きです!

ネタバレはできませんが、単に編纂するだけの物語では終わりません。まさか、こんな誕生秘話があったなんて……と思わされる作品でした。

あらすじ紹介(ややネタバレかもしれません)

Youtubeより予告

英語の生き字引のような存在を演じる俳優陣

主演は、メル・ギブソンとショーン・ペンの二人。メル・ギブソンは、マッドマックス初期から考えると別人みたいに髭もじゃもじゃの渋いおじさまです(当たり前ですね……)。ショーン・ペンは、代表作はアイ・アム・サムでしょうか。今回も、同じように障害を持った難しい役柄を演じています。アカデミー賞受賞のベテラン俳優が、気の遠くなるような歴史と言葉を紡いでいく、生き字引のような存在を演じます。

貧困の中、独学で言語学界の第一人者となったマレー博士

壮大な編纂事業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学界の第一人者となったマレー氏。博士号は当時持たず、独学で言語学者となった彼は、ほかに劣らない知性と語学力を持ち合わせ、オクスフォードの編纂者に選ばれます。すべての言葉を調べて定義する責任者という重責のある仕事を抱えて、大家族をつれてイギリスへ向かいました。

今までなかなか進まなかった編纂作業ですが、凝り固まってしまっていたアイデアを打破したのはマレーのユニークなアイデア。他の博士たちが行き詰まり身動きが取れなくなっていた中で、「英語を使う人たち全員に本と手紙を送り、編集室に返信してもらおう」と考えるのです。辞書に掲載する言葉をたくさんの人々が手伝い、少しずつですが完成を目指して順調に作業が進みはじめます。

言語のある人生に希望を見出すも、戦争の過去に苦しむマイナー氏

とはいえ、マレーたちが挑まなくてはいけなかったのは、途方に暮れるほどの言葉と文献の量。そんな中で、到底成し遂げられるとは思えない、400年分の英語の定義も引用もすべて用意して手紙を送ってきた人物がいました。それが、狂人と呼ばれるマイナー。戦争によるPTSDにより心を病み、ある事件を起こしてしまい人から忌み嫌われていた彼。辞書の編纂という作業に人生に希望を見出し、誰もできなかった偉業を成し遂げていくのです。

言葉の祝福を受けたマレー博士と、狂人と呼ばれたマイナー氏。この二人が歴史を作り上げていく壮大なストーリーは必見です。感じ方には個人差があると思いますが、刺激の強いシーンもありますのでその点はご注意ください。

2022年の国際ブッカー賞長編部門で日本人作家の川上未映子さんがノミネート!

こんにちは、読書好きの翻訳スタッフNです。
最近は、『暇と退屈の倫理学』を読み直しています。暇を退屈としない真のブルジョアに生まれたかったものです。
今回は、本にまつわる翻訳ニュースをお届けします!

英紙ガーディアンの記事に、国際ブッカー賞の長編作リスト13冊が掲載され、日本の小説家である川上未映子さんの『ヘヴン』がノミネート入りしています。

『ヘヴン』のあらすじ

かつて見たことのない世界が待ち受ける。

芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞 ダブル受賞

<わたしたちは仲間です>――十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。

講談社文庫公式サイトより

国際ブッカー賞(The Man Booker International Prize)はイギリスの文学賞。毎年受賞作品が選考されていて、外国語で書かれ、英語に翻訳され、英国で出版されたフィクション作品が選考対象となっています。ショートリスト6冊は来月4月7日に発表され、受賞作は5月26日に決まるとのこと。

ノミネートだけでも日本人としてとても誇り高いですね。

参照: International Booker prize announces longlist ‘tracing ring around the world’

翻訳スタッフのてくてく北海道観光・冬の小樽編

こんにちは! 観光と文学好きな翻訳スタッフNです。
今回は、「とりあえず寿司が食べたい」気持ちで小樽市に行ってきました。

北海道は観光業がさかんで旅好きにはうれしいエリア。私は道内出身者ではないのでどこを訪れてもいつも新鮮な発見があります。

札幌市から小樽市までは通常はバスで1時間くらいですが、今回は雪の影響で45分遅れての到着となりました。北海道の冬は余裕を持って過ごさないといけません。沖縄でいうところのなんくるナイサーは、北海道ではなんもなんも、と言うようです。雪にも負けず冬の寒さにも負けず、小樽の歴史感じるスポットに行ってきました。

寿司処『みよ福』

みよ福

到着してすぐに訪れたのが、小樽の商店街の路地を入ったところにある寿司処『みよ福』さんです。

外観からいい雰囲気。看板からは氷と雪解け水が落ちてくるので、足元だけでなく頭上も注意と、毎度スリリングな冬の北海道です。中に入ると、お座敷とカウンターがあったのですが空いていたカウンターに座りました。

予約客も多かったのですが、ぎりぎりお昼時に入れました。人気店では予約必須ですね。お寿司のメニューはシンプルで、特・上・生の3種類。回るお寿司でないお店に緊張して、真ん中の金額の「中」を注文。注文後に、マーケティングの松竹梅の法則にまんまと流されたと少し後悔していたのですが、登場したお寿司はこんな立派な高級感溢れる佇まい!

みよ福

お寿司はネタが一つずる異なる10貫セット。回転寿司も自由にメニューを選べて楽しいですが、こうやって種類様々なお寿司を並べられると普段は食べないネタにチャレンジできていいですね。私はホッキ貝を食べたのが初めてだったのですが、柔らかくて貝自体の味も濃くてすごくおいしかったです。

大将、女将さん、常連のお客さんが楽しそうに話していて、地元らしい温かい空気感。常連のお客さんお二人は、旦那さんを家において女性二人旅だったそうで、夫に悪いからとお土産にお寿司を持ち帰り。和む雰囲気です。店内には、大将のご趣味か通行手形が壁中にびっしり。創業の歴史を感じる外観と店内の雰囲気にも満足できました。

海老のお寿司は特にあるのかしら。目の前のカウンターには新鮮そうな赤海老が並べられていたので、海老を眺めながらの寿司となりました。次は、「特ひとつ!」と声高に常連さんのような顔して注文したいです。

小樽文学館

土肥美帆@みんなケンジを好きになる

個人的にとても思い出深く、楽しかったのが、小樽美術館・文学館

期間限定のネコ写真展ポスターに惹かれて中に入ったのですが、それとは別の常設展示である作家たちの紹介に釘付けになりました。小樽ゆかりの小説家、詩人、歌人、俳人たちの貴重な著書や資料が所狭しと展示してあります。

伊藤整机

特に好きだったのが、小樽出身の文学者・伊藤整の、いい意味で乱れた書斎の展示。端正でミニマムが好まれることもありますが、こういう自分だけの場所と言うのは書斎ならでは。部屋はぐちゃぐちゃですが、基本的に几帳面だった伊藤は、茶封筒の裏表に内容を記載して大量に紙を蓄えていたようです。

現代のデータ時代に置き換えるとすべて必要なデータはフォルダに保存して、ファイル名を付けてタグ分けして、の作業と同じですね。おそらく彼は、本や紙の重みで床が抜けることもあったのではないかと想像してしまいます。

伊藤整

もし訪れる際、ぜひ見ていただきたいのが、著名人の性格や経歴をイラストと文章でまとめた高山美香さんの解説。著者たちに親近感の沸く、あまり知られていないエピソードがユニークな挿絵とともに描かれていて、おもわずくすりと笑ってしまいます。粘土作家でもいらっしゃるため、そっくりに作られた人形もかわいいです。

小樽は北のウォール町と呼ばれていたほど、以前は札幌市よりも金融で栄えていた場所であるため、今でも歴史的建造物として銀行が残されており、ほかにも美術館やスタンドグラス博物館など文化的施設も多くあります。

カフェ

SONIA COFFEE

ちょっと疲れて一休み。美術館へ行くと、展示を見て想いを馳せながら脳も心もたくさん使うので、いつもおなかが空きます。

訪れたのは、オットセイの看板が目に入ったSONIA COFFEE。道内の焙煎所でコーヒーを炒っており、プレス式のコーヒーが飲めます。砂時計で時間をカウントして、タイミングが来たら急須でお茶をいれるようにコーヒーをマグカップに注ぎます。オフィスや自宅ではドリップコーヒーばかり飲んでいましたが、お店で出されたプレス式コーヒーは個人的にあっさりとして飲みやすい印象。北海道ミルクとチョコレート味のアイスも一緒に頂きました。

SONIA COFFEE

ホテルのラウンジは濃い色の木材を基調とされており、重厚な雰囲気でおしゃれ。イギリスの海賊船の模型があったり、蝦夷前寿司という江戸前とかけて上手いなあと思うネーミングのお寿司屋さんを併設されていたり、見ているだけでも楽しい施設がホテル内にありました。

ブランド物のニット帽を被った男の子が、施設内を歩いていたのでもしや高級ホテルなのでは……、と焦りましたが調べてみると、無理せずとも手の届く相場並みの金額でしたのでぜひ今度泊まってみたいです。

花園銀座

小樽の市街地から少し離れたところへ引き続きお散歩。北海道の歓楽街といえば、狸小路が有名ですが小樽にも市街地から少し離れた箇所に花園地区というエリアがあります。

今はこのご時世ですので、閉まっているお店がほとんどでしたが、ぎっしりとスナックが立ち並んでいます。まるで映画のセットのような街並み。昭和レトロな雰囲気というのでしょうか、ディープな路地で、女優さんが歩くだけでも、絵になりそうな。『そこのみにて光り輝く』という映画に影響を受けていますが、池脇千鶴さんのような演技の幅が広い女優さんが似合いそうです。小樽駅からだと若干歩きますが、雪積街並みを見ながら散歩するのもなかなか粋なのではないでしょうか。

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夏にも一度訪れた小樽でしたが、はじめての冬の小樽。より落ち着いた印象で、ロケーションは同じでも違った景色を楽しむことができました。

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