日本での暮らしが長いと、「チューリップ」以外を思いつくほうが難しいのではないでしょうか。でも、このデザインが、Tofu on Fire「燃える豆腐」に見えた外国人の方がいたようです。そのユニークな視点はTwitter(現:X)で話題になり、今では名札のデザインの下にTofu on Fireと書かれたTシャツやバッグが商品化されているほどです。このように、私たちにとって見慣れたモノでも、それを初めて見る人にとっては意外な物に見えることもあります。本日は、海外からの旅行者が思わず勘違いする意外なものをご紹介します!
最近は英語メニューのある居酒屋さんも増えてきましたね。そこで肉じゃがやおばんざいを「日本のおふくろの味 Japanese mother’s taste」と説明している店があったそうです。それを読んだ人は「これは・・・日本の母親のような味がする料理!?」と、注文してみたいような、注文するのがコワイような複雑な気持ちになるのだとか。日本語でよく使われる「おふくろの味」は英語で同じような言葉にするならば、“Tastes like Mom’s home cooking/the flavor of Mother’s home cooking” と言えますが、海外の方にとっては「日本のお母さんがつくる料理」がどんなものなのか当然検討もつきません。なので、さらに意図を組んだ意訳をするのであれば、懐かしい、ほっとするような料理のイメージが伝わる “Japanese comfort food” とするほうが伝わりやすいでしょう。
日本では1日の終わりに慰労の気持ちを込めて「お疲れ様です」と声をかけることが多いですよね。英語では”Have a great day!” と声をかけます。これから過ごす時間に焦点があたり「今日はこの後何をしよう」とワクワクした気持ちになりませんか?仕事を繰り返す毎日の中でも “Have a great day!” と言われると、「今日もGreat dayだった」と思えるように仕事+αを楽しめるような工夫をしたくなりますよね。実際に仕事後のジムや習い事などを通じてリフレッシュできると「明日もまた頑張ろう」というポジティブな気持ちになり、良いサイクルが循環する気がします。
二つ目は初対面での「よろしくお願いします」の代わりに言う “It’s a pleasure to meet you” です。
今回観たのは、『博士と狂人』。原題はそのまま、”The Professor and the Madman” です。2019年のアメリカ合衆国の映画で、翻訳に携わる人間としては非常に興味深いオクスフォード英語辞典にまつわる、実話を基にしたヒューマンドラマ。
この映画の主題となる、オクスフォード英語辞典(Oxford English Dictionary: OED)とは、1928年にイギリスのオックスフォード大学出版局より出版された英英辞書。言語としての意味だけでなく、英語の歴史的変遷までも扱った、世界で最も権威のある英語事典です。辞書で1つの単語を調べるだけでも大変な作業なのに、41万語以上の収録語数を誇る辞書を完成させようと言うんだから驚きです!
国際ブッカー賞(The Man Booker International Prize)はイギリスの文学賞。毎年受賞作品が選考されていて、外国語で書かれ、英語に翻訳され、英国で出版されたフィクション作品が選考対象となっています。ショートリスト6冊は来月4月7日に発表され、受賞作は5月26日に決まるとのこと。