News

カテゴリー: 翻訳ブログ

海外メディアによるアスリート取材通訳

~スピードスケート金メダリスト清水宏保さんへの取材同行~

先月11月、オランダ放送協会NOS Sport のアスリート取材に日英通訳として同行しました。インタビューのお相手は、元スピードスケート選手で金メダリストの清水宏保さん。オランダではスピードスケートは大人気の種目だそうで、清水さんの知名度も抜群とのこと。2026年の冬季オリンピックに向けて、清水さんに関するテレビ番組を制作するため、オランダから取材チームが来日しました。

元スピードスケート選手、金メダリストの清水宏保さん

当日は1972年冬季オリンピックでスピードスケート会場となった真駒内屋外競技場(現真駒内セキスイハイムスタジアム)をはじめ、札幌市内の冬季五輪にゆかりがある場所を巡りながら、選手として臨んだオリンピックの話、競技引退の理由、またその後の生活など様々なお話を伺いました。

取材通訳の様子
大倉山ジャンプ競技場にて

オリンピック金メダリストにお会いできる機会はなかなかなく、少し緊張もしましたが、集合から解散まで、終始和やかにご対応いただき、とても良い雰囲気で取材サポートができました。

お昼には札幌のソールフード、スープカレーを頂きながら楽しく談笑する場面も!

オランダ取材チーム初めてのスープカレー

通訳としてオランドの取材チームと清水さんの間にはいり、インタビューやコミュニケーションを円滑にサポートするのはもちろんですが、競技の第一線で活躍された方のお話や、オランダのスピードスケート界の現状などについても学ぶことができ、とても勉強になりました。この案件に参加させていただくことができ、大変光栄でした。

最後になりましたが、関係者の皆様どうもありがとうございました。

ノーススター・ランゲージサービスでは日英通訳のご依頼も承っております。是非お気軽にご相談ください!

「伝える」ための「言葉」に

―商品キャッチコピー、タグラインの英語ライティング― 

近年海外事業を展開されている企業様から、商品コピーやブランドステートメントなどの英文作成のご相談をよくいただきます。

その中で、日本語で既に確立されたキャッチコピーやタグラインが存在するものの、海外市場に展開/販路拡大するにあたって単純にそれを単語単位で翻訳するだけでマーケティングできるものか、とご質問いただくことがあります。

多くの場合、答えはNoです。

もちろん文法があっていて、意味が通じるか、といえばYesかもしれませんがマーケティングに際して訴求力を持つ文章に仕上がるかといえば、残念ながらほぼ使えません。

重要なのは、対象市場の文化的違いを理解した上、最も適切で洗練された言葉、表現を組み合わせて文章を創り出すことです。また、表現方法は1つではありません。同じような意味合いの単語ひとつとってもニュアンスが異なり、それをどう繋ぐかによって印象が変わります。

では、どのようにして、数ある単語の中からお客様の想いに一番マッチするものを選ぶのか。

これにはお客様へのヒアリングが重要になります。弊社ではコンサル型ライティングサポートと呼んでおりますが、データベースのやりとりだけではなく、お客様とお打ち合わせを設けて担当ライターが直接お話をお伺いすることで温度感などを取り違えることなく磨きあげられた英文を作成させていただきます。

簡単にワークフローをご紹介します。

まずは、初回ミーティング。

ターゲットになる市場や日本語に込められている想い、中核となるポイントなど詳細をライターがじっくりヒアリングし、理解します。このお打ち合わせが、単語や表現の選定において非常に重要な工程となります。言葉に込めた、お客様の伝えたい「想い」を理解して初めて他言語でのアウトプット作業ができるからです。

次にライティングを開始します。

ヒアリングした内容を基にして、既存の日本語を参考にしつつ、残したほうが良い要素は活かしながら、作成します。言葉の置き換えではなく、コンセプトを反映した文章作りです。

通常は、1つの文章に対して3案程度作成しそれぞれの良さや違いをご理解いただける和文補足をつけて一回目の成果物を提出します。

初稿の3案を提出後、お客様のご意見・ご意向をお伺いし反映させてブラッシュアップする工程を2回設けて最終版を完成させます。必要に応じて、作成した初稿案をテーブル上に広げ、再度お客様と会議を行う場合もあります。それぞれの文章のニュアンスや印象を直接話し合うことで、お客様の希望にあった英語版に仕上げることが可能です。上記は一例で、作業工程は案件の性質やお客様のご要望にあわせてベストなものをご提案させていただけます。

コピーは人の感性や読解力に訴えるものです。国や文化が違えば、感性や読解力にも違いが生まれるため、単に日本を別の言語に置き換えるだけでは伝わりません。日本語の文章は読み手の読解力を前提に書かれていますが、他言語化する際には書き手の伝えるチカラが重要になってきます。ノーススター・ランゲージサービスでは、経験豊富なプロのライターによるライティングで、その魅力や込められた想いを、最大限に引き出す文章を作成します。

英文ライティングでお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

「サンガ」って何?オーストラリア英語と日本語の共通点:略語

こんにちは!ノーススター・ランゲージサービスの翻訳者Aです。
みなさんはオーストラリア英語と日本語には似たような特徴があることをご存じですか?

オーストラリア英語と日本語は全く異なる言語ですが、実は似ている点もあります。日本人はよく略語を使いますよね。例えば「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」という新年の挨拶を「あけおめことよろ」と言ったり、「ダブル」の略としてアルファベットのWを使ったりと、様々な略語を使いこなしています。 日本人のように略語を日常的に使う国民が他にもいるのをご存じですか?そう、それは「オージー」という略称でおなじみのオーストラリア人です!

多くの言語に存在する略語ですが、日本語とオーストラリア英語には特に多く、中には世界的に使われる言葉になったものもあります。例えば自撮り写真を意味する「selfie(セルフィー)」は、今では全世界の人々に使われるようになりましたが、元々はオーストラリア英語なんです。文字数を減らすだけでなく、親しみやすさも生み出してくれるのが略語の特性です。

一方日本では、お店で綺麗に並べられた商品棚を見てみると、ポテトチップスやチョコレートにならんで「sand(サンド)」と書かれた商品を見かけることがあります。英語でsandは砂という意味ですが、もちろんこの商品は砂を使ったものではなく、ビスケットの間に何かをはさんだ(=サンドした)ものです。日本人からすると特に違和感はないかもしれませんが、sandwich(サンドイッチ)をsand(サンド)と略すのは日本語独特の言い方なので、海外の人からするとちょっとびっくりする略語です。

ちなみにオーストラリア英語にもサンドイッチの略語があり、オーストラリア英語の場合は「sanga(サンガ)」と言います。ご存じでしたか?

日本語はひらがなとカタカナだけでなく漢字も使うため、略語をつくりやすい言語です。特に漢字は、英語のアルファベットと異なり一字だけでも多くの意味を伝えられるので、元の単語の頭文字をとってくっつけるだけで簡単に略語をつくることができます。例えば「就職活動」を「就活」と言ったりしますよね。もちろん日本語の略語には、漢字表記のものだけでなくカタカナのものもあります。「ポケットモンスター」の略語である「ポケモン」も世界的に有名になった言葉です。

漢字を使わないオーストラリア英語では、どのように略語がつくられると思いますか?オーストラリア英語の場合は、単語の最初の部分にa, o, ieまたはyをつけて略語をつくることが多いです。例えば、チョコレートは「chockie(チョッキ―)」、ビスケットは「bickie(ビッキー)」と言います。なのでチョコレートビスケットは「chockie bickie(チョッキ―ビッキー)」という言い方になります。これは比較的分かりやすい略語なのですが、オーストラリア英語には少しひねりを加えた略語もあります。電気技師は火花(spark)を散らすため「sparkie(スパーキー)」と呼んだり、作業の工程でウッドチップが作られるため大工さんを「chippie(チッピー)」と呼んだりします。

オーストラリア英語の略語は言葉の終わりの響きから少し子供っぽく聞こえますが、これは意図されたもの。オーストラリアでは偉そうな人や自分の成果をひけらかす人は嫌厭されるため、相手に堅実で親しみやすい印象を与えるのが大切です。カジュアルで親しみやすい響きのオージーの略語にはそういった文化が反映されているのです。

まとめ

日本語の略語は効率を重視してつくられているものが多く、ひらがな、カタカナ、漢字の3つの表記をつかう独特の文化がベースとなっています。略語は非常に便利ではありますが、 日本では礼節が重んじられるため、時と場合によっては使用を控えた方がよいこともあります。一方、オーストラリア英語の略語はユニークな文化が反映されたもので、基本的に場面を問わず使用することができます。

今回は「略語」をテーマとして日本語とオーストラリア英語の略語について少しお話しました。

元の言語のメッセージを違う言語話者の人に正確に伝えるために、翻訳者は文法や単語だけでなく、こういった文化についての知識も有しておくことが大切なのです。次回もお楽しみに!

通訳・翻訳のお問合せはこちらから。無料のお見積りから気軽にご相談してみませんか?


<参考>

JSTOR Daily, “Small Poppy Syndrome: Why are Australians so Obsessed With Nicknaming Things?”, February 7th, 2018.

The Gardian, “Selfie: Australian slang term named international word of the year”, November 19th, 2013.

WorkInJapan.today. “Quirks of Japanese: Contractions and Abbreviations”, February 10th, 2020.

カフェに「リベンジ」したことはありますか?英語ネイティブがおもしろいカタカナ語を紹介します!

オーストラリア出身翻訳者のAです。
今回は、日本に住んでいておもしろいと思ったカタカナ語を紹介します!

他の言語と同様に、日本語にはたくさんの借用語つまり外来語があります。外来語は一般的にカタカナで表記されるため、「カタカナ語」とも呼ばれていますね。カタカナ表記にするだけで、外国語を語彙に取り込むことができるのが日本語の特徴です。

著作者:Freepik

今でもはっきりと覚えているのが、日本語を学び始めたばかりの頃にMcDonald’sを日本語的な発音で聞いたときのこと。友人に「『マクドナルド』は何のことだと思う?」とクイズをだされたとき、何を意味する言葉なのか全くわかりませんでした。ちなみに英語では、McDonald’sは[məkˈdɒnldz]、カタカナにすると「マク ァナルズ 」と発音します。

このように、カタカナ語の元となった言語の話者にとって、カタカナ語は便利であると同時に厄介でもあります。分かりやすいように見えても発音が元の言語と違うため、つまずくことがあるのです。

著作者:Freepik

カタカナ語には、発音の違いだけではなく、英語ネイティブにとって全く違う次元の難しさがある「和製英語」があります。和製英語は、英語の単語やフレーズをカタカナにして元の意味とは全く違う使い方をしたり、日本語と混ぜたりしてつくられた、英語のようだけど英語ではない言葉です。和製英語は非常に難解ですが、学ぶのが楽しい言葉でもあります!

今回は、「Revenge(リベンジ)」、「Bubbly(バブリー)」、そして「Oyaji gag(オヤジギャグ)」の3つの和製英語をご紹介します。皆さん、これらが英語ネイティブにとってどういう意味になるかご存じですか?予想しながら読んでみてくださいね。

Revenge(リベンジ)

著作者:storyset/出典:Freepik

初めてこの和製英語を聞いたとき、少し怖くなったのを覚えています。友人が行きたかったカフェが定休日だったので、別の日に「リベンジ」すると言っていたのです。彼女の話を聞きながら「そこまで怒ることないのに…。この子って実は怖い子だったのかな…。」と思っていました。

実は英語のRevengeはネガティブなイメージの言葉で、何か嫌なことをしてきた相手に復讐するという意味をもちます。一方で和製英語の「リベンジ」は、もう一度チャレンジするというときに使われますよね。

その友人は、英語の元々の意味であるRevenge(復讐)としてカフェに放火することなく、別の日に足を運んで(「リベンジ」して)無事に目当てのパンケーキを楽しんだのでした。

Bubbly(バブリー)

著作者:storyset/出典:Freepik

「バブリー」という言葉から、皆さんは何を思い浮かべますか?

和製英語の「バブリー」が意味するのは、ひけらかすような感じでお金遣いの荒い人。言い換えると派手な人のことですよね。一方、英語のBubblyは、「生き生きとした」や「陽気な」という意味の形容詞です。

この和製英語の元となったのはもちろん、バブル崩壊前の、何もかもが好調だった1980年代の日本の好景気です。関連して、バブル景気時代の流行や社会現象は「バブル時代」、この時代に新卒就職期を迎えた世代は「バブル世代」と呼ばれていますよね。

Oyaji gag(オヤジギャグ)

著作者:storyset/出典:Freepik

これは英語と日本語を組み合わせたタイプの和製英語です。中年の男性や父親が言うようなジョークのことですが、なんと英語にも同じ表現が。お父さんやおじさんがよく言うサムイ駄洒落を、英語ではdad joke(くだらないジョーク)と言います。日本にも同じような文化があるんですね!

今回は3つの和製英語をご紹介しましたが、英語と日本語で使い方が異なる言葉はまだまだたくさんあります。

正確な意味をターゲットとなる受け手に伝えるために、プロの翻訳者には文化に関する知識が欠かせません。今後も言語の面白さについて紹介していくので、楽しみにしていてくださいね!

通訳・翻訳のお問合せはこちらから。無料のお見積りから気軽にご相談してみませんか?

海外からの旅行者が驚き感心!

電車で日本女性から受けたまさかの声かけに「これが日本なんだな!」

サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会、日本が大金星をあげたその試合内容はもちろんのこと、ゴミ清掃をした日本代表サポーターが表彰されたことでも話題になりましたね。自分で出したゴミは自分で片付ける、そんな日本で暮らす私たちにとって「当たり前のマナー」は世界的にみると、表彰ものの稀有な行為だったようです。インバウンド復活の兆しが見える京都の電車内でも、「感覚の違い」からくる驚きの光景を見かけました!

観光地に向かう海外からの観光客が、昼間の空いた電車内にも目立ち始めたようです。彼らは座って楽しそうにおしゃべりしていました。目的の駅に着き、降りようとした彼らを、日本の中年女性がニコニコと呼び止めたのです。女性の手には彼らの座席に残っていた缶や、コンビニ袋がありました。

「忘れものですよ。」彼女はとても自然な態度で彼らにそれを手渡しました。

「Oh?」一瞬驚いて固まった彼らでしたが、「 Oh・・・!」と慌てて「忘れ物」を受け取っていました。同じ駅で下車した私はしばらく彼らの会話を聞いていましたが、「おい、どうしてゴミを渡されたんだ!?」「まさか、自分で捨てろよってことか?」「きっとそうだよ、さすが、さすが日本だな!」「マジか、これが日本だよ!」と何だか盛り上がっているようでした。どうやら、彼らが渡されたのは空き缶であり、コンビニの袋には食べ終わったお菓子か何かの空袋しか入っていなかったようです。

声をかけた女性は、彼らがそれを、本当に車内に「置き忘れた」のだと思い親切に手渡してあげたように見えました。

ですが彼らは「ゴミを自分で持ち帰る」という習慣のない国から来ていた人だったのかもしれません。ゴミを渡された瞬間は本当に驚いた顔をしていました。

彼らは会話の中で、さすが日本だね、と言っていたので、日本が清潔な国だというイメージを持っていたのだと思います。

ただ、例えば、世界的には小学校や中学校の清掃を児童、生徒自身で行う国の方が圧倒的に少数であるように、どうしても清掃は業者さんがするもの、という認識が彼らの国の「当たり前」なのかもしれませんね。

日本の清潔な車内は、鉄道会社の行き届いた清掃管理はもちろんのこと、乗客一人一人の行動もあって成り立っているというのは、やはり海外の人にとって衝撃の体験であり、感嘆する異文化のようです。

北海道×観光を英語で紹介「ジンギスカン」は英語圏でどう伝える?

北海道には、四季折々の壮大な景色や豊富なアクティビティ、絶品グルメなど世界中の人たちを魅了する観光スポットが盛りだくさん。
私たちは、その魅力を多言語に翻訳にしてコンテンツを海外へ発信するお手伝いをしています。このブログ連載では、英語圏の人たちに北海道の魅力を紹介する英語ガイドを紹介しています!

「ジンギスカン」は英語で何と言うのでしょうか。

答えは……?

Mutton (もしくは lamb) grilled on a hot plate

そのままGenghis Khanでも良いですが、メニューに掲載するときには説明が必要となります。そのため、鉄板で焼いた羊肉の料理であることが伝わるように表現しましょう。

レストランのキャッチコピーで使いたい場合には、

“This restaurant is famous for its Genghis Khan (a local specialty made with grilled mutton or lamb).”

とするのもおすすめ。

これにより、『ジンギスカン』という料理名を使って説明まで付け加えた、わかりやすくてキャッチーな表現にすることができます。

英語でガイドしてみましょう!

《日本語ガイド》

ジンギスカンは、鉄板で羊肉を焼いて食べる北海道で有名な鍋料理です。使用する肉は、成羊肉の”マトン”や”仔羊肉”のラムがあり、味付けはタレを漬け込むタイプと、ソースとしてつけるタイプがあります。

《英語ガイド》

Genghis Khan is a famous Hokkaido dish made with mutton or sheep grilled on an iron hot plate. The meat can be marinated or cooked plain and dipped in sauce.

昨今は大人数で集まることが難しくなりましたが、北海道では春になると桜の木の下で大勢でジンギスカンをして楽しむ道民の姿を見ることができます。”花より羊”は北海道ならでは。

聞いた話によりますと、国内の羊肉はほとんど高級店に購入されてしまうため、道内スーパーに売られているのは外国産が多いんだとか。私はクラーク像があることで有名な『羊ヶ丘』のレストランでジンギスカンを食べて、おいしさに感動しました。かわいい羊を見た後にジンギスカンを食べるという、なんともアグレッシブな観光スポットでした。

それでは次回もお楽しみに。🐑

北海道×観光を英語で紹介「夕張メロン」は英語圏でどう伝える?

北海道には、四季折々の壮大な景色や豊富なアクティビティ、絶品グルメなど世界中の人たちを魅了する観光スポットが盛りだくさん。
私たちは、その魅力を多言語に翻訳にしてコンテンツを海外へ発信するお手伝いをしています。このブログ連載では、英語圏の人たちに北海道の魅力を紹介する英語ガイドを紹介しています!

「夕張メロン」は英語で何と言うのでしょうか。

答えは……?

「The Yubari Melon」もしくは「The Yubari King」

夕張メロンの品種名は、夕張キングと言うそうです。

ただし、世界各国には様々な種類のメロンがあり、マスクメロンは主に北アメリカや欧州では”cantaloupe”、ニュージーランドやオーストラリアでは”rockmelon”と呼ばれます。

英語圏の人は夕張メロンを見ても、マスクメロンの一種と考えるので、説明したいときには”This is a type of cantaloupe.”(これは、マスクメロンの一種です。)と伝えてみましょう。

次回もお楽しみに。🍈

日本語をそのまま英語にするのは要注意。ヒアリングは、hearingではありません!

たまに英語にしなくても通じる日本語があって便利ですよね。ヒアリングとか。

待ってください。日本語のヒアリングは、英語でhearingではないですよ……?

え! そうなんですか。ヒアリングの英訳でhearingを使うのはNGなんだ。

英語では「聴覚・聴力」、「聴聞会」を意味するので日本語と異なるんです。

正しく「ヒアリングする」を伝える英語を教えてください。

ヒアリングするは英語で何て言うの?

今回、シーンごとに訳した場合

  • 相手の話を聞くヒアリングは、ask about~(~について尋ねる)
  • 外国語学習のヒアリングは、listening comprehension(聴覚理解)

を使います。

正しい英文例:

We asked our client about the issues facing their business.

(自社の取引先に企業課題をヒアリングした。)

I want to improve my English listening comprehension skills.

(英語のヒアリング力を上げたい。)

日本語をそのまま英語にしてしまうと、間違った意味として捉えられてしまうことも。頭の中で日本語を訳すのではなく、英語のイメージのまま理解できるようになるとベストですね。

私たちは、お客様に対してしっかりとしたヒアリングで詳しいご要望をお聞きし、ニーズに沿ったベストなご提案をしています。翻訳や通訳についてお気軽にご相談してみませんか?

バレンタインシーズンの2月。翻訳部の好きなチョコレートをレポート! Part2

翻訳のしごとの様子や業界の舞台裏をお届けしています、「今日のノーススター」。

外国語の文化的な背景を考えたり、たくさんの文章を読む私たちにとって、お菓子は甘く優しい癒しを与えてくれます。そこで今回は、日本ではチョコレートが飛ぶように売れる2月のバレンタインシーズンにちなんで、翻訳スタッフたち一押しのチョコレートを聞いてみました。

今回は、レポートPart2。地元イギリスで愛される王室御用達の有名メーカーのチョコレートやコンビニスイーツ巡り好きがこだわってチョイスしていますよ。

Q:お気に入りのチョコレートを教えてください。

ズバリおすすめしたいのが、イギリスを代表するメーカーCadbury(キャドバリー)のイースター限定品、Cadbury Creme Eggです!

発売当初は、イースター時期の春限定だったのですがどうやら人気に火がついて、今では1月~4月に販売しているみたいです。僕は日本にいるからなかなか最近は食べていないのですが、子どもの頃から大好きなチョコレートです。

Bottle cap, Ball, Graphics, Oval, Egg, Circle, Egg, Symbol,
FACEBOOK / CADBURY

このチョコエッグの面白いところは、卵の形であることはもちろん、本物の卵のようにとろりとした白身と黄身が中に入っているところ。白身と黄身の正体は、砂糖と水を混ぜ合わせた柔らかなアイシングシュガーです。

個性ある食べ方をしている人も多くて、例えば、僕の場合は先だけをはじめに食べて、それから中身を食べて、最後に外のチョコレートを食べるのが好きです。外と中を一緒にがぶっと食べる人もいれば、スプーンで中身を食べる人もいたりして、ファンにとっては思い入れのあるチョコレートなのだと感じます。

Q:イギリスもバレンタインデーにはチョコを贈りますか?

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4474754/

イギリスでは日本と違って、チョコレートにロマンチックさは感じないという理由で、バレンタインデー=チョコレートという文化はないんです。好きなタイミングで好きなチョコレートを食べています。

キャドバリーの公式サイトには、チョコレートを使った熱々のガトーショコラや、ホットサンドなど、プラスのアレンジをした楽しいレシピも紹介されていて、見ているだけでも楽しいですよ。

Yuki

Q:お気に入りのチョコレートを教えてください。

ロッテ ラミー https://www.lotte.co.jp/products/brand/rummy_bacchus/

好きな人も多いだろうから、特別変わったチョイスではないんですけどラミーチョコレートが大好きです。寒い時期になるとまとめて買っています。近所のスーパーだと、2つで300円なので絶対に単品で買うことはないですね。

同じ系列のチョコレートにバッカスというリキュールのチョコもあるのですが、断然ラミー派。チョコレート菓子つながりで、「きのこの山」vs「たけのこの里」論争はよく耳にしますが、おそらくラミー派かバッカス派もあるんだろうなあ。

以前は、一枚の板チョコのようなサイズだったんですけど、今は3袋の小分けになって食べすぎ予防になってくれているのかも。量が少なくなったように感じるのは気のせいかな(笑)。

Q:いつのタイミングで食べていますか? 他にも食べてみたいものがあるとか?

濃厚な味わいなので、たくさん食べるというよりは、少しずつ時間をかけて食べるのに向いていて映画を観るときのお供にしてます。夜に食べることが多いので、ノンカフェイン紅茶との組み合わせが定番で、冷凍庫に入れて冷たく硬くして食べるのも個人的に好きです!

https://www.lotte.co.jp/products/brand/yoiyo/

ラミーと同じロッテのチョコレートつながりだと、YOIYOというオール北海道のウイスキーで作られたチョコレートがあると知って、北海道に住みながら食べたことがなかったので気になります。

Q:お気に入りのチョコレートを教えてください。

悩まず一択! 大好きなチョコレートと言えば、ロンドン生まれのホテルショコラです。

北海道札幌市だとステラプレイスで購入できます!ピスタチオ、アーモンドプラリネ、ラズベリーなど選びきれないほどの種類があって、自分へのご褒美にもピッタリ。バレンタインデー時期にはギフトとしても喜ばれること間違いなしです。

https://hotelchocolat.co.jp/collections/selectors

私はチョコレートが大好きなので、バレンタイン時期になると、各地のデパートがフェアやイベントで盛り上がっていて胸がときめきます。個人的に実食&調査しているコンビニスイーツのチョコレートデザートも、高級感の増した新製品が出ると思うとわくわくします。

ちなみにコンビニスイーツ愛好家である私の激推しはファミリーマートのチョコレート系スイーツ。時期問わずおいしいチョコレートが食べられる日本が大好きです!

*****

季節問わず食べたくなるチョコレートは、時間を豊かにしてくれる大切な存在。様々なシーンで、私たちを楽しませてくれています。世界中にはまだ出会えていないチョコレートがたくさんありそうですね。

バレンタインシーズンの2月。スタッフの好きなチョコレートをレポート! Part1

翻訳のしごとの様子や業界の舞台裏をお届けしています、「今日のノーススター」。

日々、膨大な量の文章を読む私たちにとって、甘いお菓子は言葉に翻弄されて頭を使う日々に癒しを与えてくれます。そこで今回は、日本ではチョコレートが飛ぶように売れるバレンタインデーにちなんで、翻訳スタッフたち一押しのチョコレートを聞いてみました。

仕事中でも休憩時間でも、はたまた大切な休日にでも食べたいお気に入りの一品をご紹介。外国人翻訳者たちがおすすめする海外チョコレートは必見です♪ Part1と2の二回に分けてレポートします。

Makiさん

Q:お気に入りのチョコレートを教えてください。

メルティーキッスくちどけブランデー&オレンジピールというチョコレートです。冬季限定の商品で、蜜漬けオレンジピールと、洋酒たっぷりの生クリーム入りガナッシュが口どけのよいチョコレートで包まれているんです。

去年コンビニで発見してから虜になって、鬼リピートで買いました。2022年1月に販売が終了してしまったのがほんとに惜しい!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-2.png
メルティーキッス くちどけブランデー&オレンジピール 4本 https://www.meiji.co.jp/products/chocolate/07456.html

アルコール分3.1%で、結構洋酒の味がする大人の味って感じで、「子どもや運転する人は注意」と書いてあるほど(笑)。

まったりしたいときに、コーヒーといっしょに食べています。香り高いもの同士で結構合いますよ。ほんとは仕事の合間に食べたいのですが、アルコール強めなので会社では我慢して家で食べています。

Julieさん

Q:お気に入りのチョコレートを教えてください。

私の好きなチョコレートはオークランドの中心部にあるThe Chocolate Boutique(ザ・チョコレート・ブティック)という小さなお店のものです。住んでいる郊外から中心部に訪れた際に、偶然知人から紹介されました。

行ってみると、数十種類あるチョコレートの数だけではなくておいしさにびっくり。そこから、かれこれ3~4年間ぐらい常連として購入しています。なかなか高級なので、週に1~2個しか食べませんが、量より質が大切ですよね♪

https://www.chocolateboutique.co.nz/

住んでいる場所からはバス2本乗り継いでようやく到着できる距離なので、訪れるチャンスがあれば数ヶ月分買っています。アイスに添えて食べるのが、私の一押しです!

Q:ほかにニュージーランドのチョコレートでおすすめのものはありますか?

ニュージーランドには人気で独特なチョコレートがあるので、4つほど紹介しますね。

ニュージーランドのチョコレート

Chocolate fish(チョコレート・フィッシュ)

チョコで包まれた魚形のマシュマロです。マシュマロは、イチゴ味が多いですが、バニラ味のものもあります。パッケージにビーチサンダルが描かれているのは、ニュージーランドではメジャーなアイコンだからなんです。

Pineapple Lumps(パイナップルランプ)

チョコにパインが覆われている噛み応えがあるキャンディー。本物の果汁を使った商品で日本へのお土産として買っていく人も多いようです。

Jaffas(ジャファーズ)

オレンジ味のチョコレートでコーティングされたミルクチョコレートボール。日本にも似たような商品がありますが、果物のフレイバーは珍しいのではないでしょうか。

Favourites(フェーバリッツ)

「お気に入りの好きなもの」という意味で、人気の数種類のチョコレートがミニサイズでパックにされたもの。クリスマス、誕生日、お礼のギフトなど色々なタイミングでプレゼントとしてあげることが多いです。

ロマンチックというよりはカラフルでポップなので、どちらかと言えばバレンタインデー向きのチョコではないかもしれませんが、どれも珍しくて美味しいので是非チャンスがあったら食べてみてください。

***********

日本のチョコレートもたくさんの人に愛されるおやつの代表格ですが、海外でも同じようにおやつ代表という感じですね。

他メンバーたちとの甘くて癒やされる話は、次回パート2でもご紹介しますのでお楽しみに。

PAGE TOP