工事現場で使える! 街中で見かけた「歩行者通路」は英語で?
国際化の影響もあり、日本中の食料品売り場やレストラン、デパートのパッケージや看板、メニューに英語表記が載っています。しかし、日本人が知っている単語だけで訳したり、感覚に頼って訳したりしているため、外国人が困ってしまうような英語になっているケースも多くあるんです。
そこで弊社のネイティブ翻訳者が街中で見つけた、日本の間違い英語をご紹介! もしかして、日本人なら笑えない? それとも結構笑っちゃうかも? 今日もほどよく笑えて学べる英語ネタを揃えました。
工事現場で看板を発見! 『歩行者通路』は英語で・・・?
下の写真は、工事現場近くの道路で見かけた日本語と英語の看板です。実はこの中に、ネイティブが見たら困惑して、つい笑っちゃう英語が隠れているんです。どこがおかしいか見つけられますか?
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わかりましたか?
ここでは、『歩行者通路』のちょっとおかしな英訳『Rord for walkers』をチェック!
この英語のどこが変なの?
それでは、『Rord for walkers』のどこがネイティブにとって違和感があるのか見てみましょう。
rord…こんな単語はありません!
通路の英訳は、誰もが知るロード。ロードは英語で、roadです。「こんな間違いはあまりしない」と思われるかもしれませんが、英単語を読み方だけ覚えてしまっている方はいざ書こうとすると間違えてしまいます。
また最近はスマホやパソコンが自動で修正したり、正しいスペルの候補を出してくれたりするため、自分で書く機会がどんどん失われています。ちなみに、英単語にrordという単語はありませんので、ネイティブには伝わらないので注意が必要です。
歩行者はwalkerだとNG!? pedestrian(s)とwalker(s)の違いって?
一見、歩行者は歩いている人なので、walkerでよさそうに思いますが、walkersというと旅行だったり、徒競走に参加しているような歩く人を指します。walker(s)は、take a walk「散歩する」からもわかるように、街中をぶらぶらと歩く人、散歩する人、旅行先で歩く人をイメージになるのです。
対して、通行する歩行者はpedestrian(s)。pedestrianは聞きなじみのない方もいるかもしれませんが、一般的によく使われる英単語で、街中での自動車や市街電車に対する移動手段の歩行者のことを表しています。
正しくは英語で何って訳すの?
それでは、正しい英訳は何でしょうか。
正解は、
Pedestrian
です。
「え? それだけ?」と思われた方もいるかもしれませんが、一番初めの写真上にあるように矢印の表示があるのでこれだけでOK。もし矢印の表記がなく、直訳する場合にはPath for pedestriansとなります。
また、文頭は大文字で、文末にピリオドは必要ないの? と感じた方もいるかもしれませんが、コピーライトにはピリオドは不要です。英語ではこの場合最後のピリオドはないほうが自然で、つけても致命的な誤りなどではないのですが、コピーライトではあえて割愛していることが多いため、ピリオドがあるとネイティブには違和感を与えてしまいます。
まとめ
どんなに小さな言葉でも、母国語ではない外国語訳は間違えてしまうもの。文章量が多く、専門用語があふれたビジネスのテキストならなおのことです。
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