2022年の国際ブッカー賞長編部門で日本人作家の川上未映子さんがノミネート!
こんにちは、読書好きの翻訳スタッフNです。
最近は、『暇と退屈の倫理学』を読み直しています。暇を退屈としない真のブルジョアに生まれたかったものです。
今回は、本にまつわる翻訳ニュースをお届けします!
英紙ガーディアンの記事に、国際ブッカー賞の長編作リスト13冊が掲載され、日本の小説家である川上未映子さんの『ヘヴン』がノミネート入りしています。
『ヘヴン』のあらすじ
かつて見たことのない世界が待ち受ける。
芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞 ダブル受賞
<わたしたちは仲間です>――十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える<僕>は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。
講談社文庫公式サイトより
国際ブッカー賞(The Man Booker International Prize)はイギリスの文学賞。毎年受賞作品が選考されていて、外国語で書かれ、英語に翻訳され、英国で出版されたフィクション作品が選考対象となっています。ショートリスト6冊は来月4月7日に発表され、受賞作は5月26日に決まるとのこと。
ノミネートだけでも日本人としてとても誇り高いですね。
参照: International Booker prize announces longlist ‘tracing ring around the world’